教職課程とは
- 教職課程とは
教職課程とは、教育職員免許状を修得するために必要な履修課程のことです。
必要単位の修得に加え、教育実習という教育機関の現場で2週間~3週間実習を実施し、教員になることが目的となります。
ただ、公立・私立を問わず、教員になるためには、大学の教職課程の必要単位を修得し、教員免許状を取得する必要があります。
(教員免許状の授与は各都道府県教育委員会が行います。)
なお、教員免許状は、全国各都道府県において有効ですが、採用に関しては各都道府県教育委員会あるいは私学の教員採用試験に合格する必要があります。
- 教職課程ハンドブック
教職課程ハンドブックを入学年度毎に配布しております。該当の入学年度を選択すると確認ができます。履修科目等の詳細がありますので、必ず確認してください。
- 教職課程ガイドライン
教職課程の受講及び教育実習へ参加するに当たり、取り決めがありますので、こちらのガイドラインを必ず確認してください。
教員免許状を取得するための条件
- 「教職に関する科目」
教員として生徒に接し、授業を行う上で必要な知識と技能を身につけるための科目です。指導法に関する科目は、取得希望の免許教科により異なります。
【実習を伴う科目】
教育実習:中学校の免許状取得には3週間、高等学校は2週間(もしくは3週間)の教育実習が必要です。
- 「教科に関する科目」
取得希望の免許教科の専門的力量をつけるための科目です。
取得希望の免許教科により修得すべき科目が異なります。
- 「教育職員免許法施行規則第66条の6に定められた科目」
〈日本国憲法〉〈体育〉〈外国語コミュニケーション〉〈情報機器の操作〉の4科目の単位修得が必修です。
各学科により履修する科目が指定されています。
上記に示す通り、卒業要件以外に必要な単位修得や学外活動が多いため、綿密な履修計画と覚悟が求められます。
教育実習は数週間にわたり準備も大変ですが、大学在学中に教員免許状が無い状態で、教育現場で実際の授業を担当する機会を与えられ、専門職と同等の経験ができるということは、教師になる前に現場で成長できる大きなチャンスです。
与えられた仕事への責任意識や社会常識等の多くのことが学べ、将来の大きな糧になることでしょう。
実際に教師を目指すためには、都道府県の教育委員会や私立学校の採用試験に合格することが必要となります。
本学で取得を目指せる教員免許状
取得できる学部・学科及び免許状の種類・教科は以下になります。
学部 | 学科 | 中学校一種免許 | 高等学校一種免許 |
---|---|---|---|
経営情報学部 | 経営情報学科 | ― | 情報(※数学) |
グローバルスタディーズ学部 | グローバルスタディーズ学科 | 英語 | 英語 |
※数学科に関しては、本学在学中に明星大学の科目等履修生として、数学科の免許取得を目指すプログラムがございます。詳細はこちらをごらんください。
4年間のスケジュール
教職課程における4年間のスケジュールとなります。教育実習等の期間については、実習先によって変更があるかと思いますが、こちらを目安にしていただければ問題ありません。
実習用通学定期乗車券の購入について
以下を必ず確認してください。こちらの通学定期乗車券購入申請書をダウンロードして、必要事項記入の上、教務課教職担当へお願いします。
「実習用通学定期乗車券」とは、学生が教育実習のために多摩キャンパス以外の場所に1ヶ月以上通う場合に適用される通学定期券です。
- 事前に大学から各鉄道・バス事業者へ申請し、承認を得る必要があります。そのため、申請から実習用通学定期券を購入するまで1ヶ月程度かかります。
- 実習先・実習期間が確定してからの申請となります。
- 複数の鉄道・バスを利用する場合は、すべての事業者に申請する必要があります。
- 実習用定期券は1ヶ月・3ヶ月単位の購入となります。(定期券・回数券のどちらを購入する方が費用がかからないか、事前に確認してください)
- 申請後にキャンセルはできませんので、確実に購入することを決めてから申請をしてください。
<留意事項>
- 「実習用通学証明書」は必ず利用することを前提に鉄道・バス事業者より大学に承認をしていただいているものであるため、本人都合で取り消しはできません。
- 実習先の都合で実習が取りやめになった場合や、実習期間が変更になった場合は、速やかに学生課に報告をしてください。大学から鉄道・バス事業者に変更連絡の上、発行され利用しなかった「実習用通学証明書」は学生課へ返却をしてください。
<申請方法>
- 申請書の作成
申請書類に必要事項を記入し、学生課へ申請をしてください。
ただし、教務課実習担当者の印が必要となりますので、確認印をもらってください。
- 大学による発行申請依頼
学生からの申請をもとに大学は各鉄道・バス事業者宛に一括で「実習用通学証明書」発行申請の依頼をします。
事業者より承認を受け、各事業者所定の「通学証明書」が大学に送付されます。その後、学生が利用できる「実習用通学証明書」の作成をおこないます。
- 「実習用通学証明書」の交付
実習用通学証明書の準備ができたら学生メール宛に連絡をしますので、学生課で受け取ってください。
- 実習用定期券の購入
実習開始までに、指定された定期券販売所にて「実習用通学証明書(事業者承認分)」「学生証」を提示し、定期券を購入してください。